水、その生命の源を描く


山口蓬春記念館

〒 240-0111
神奈川県 葉山町 一色2320

公式サイト

期間

2017年09月30日~2017年11月26日 終了
この地域で開催中の展覧会

内容

海道・松前に生まれた山口蓬春(1893-1971)の生家は、松前城二の丸跡にありました。その生家から臨む津軽海峡の景色はその後の原風景となったのでしょうか。戦後、葉山に移り住んだ蓬春は、邸宅から眼下に海を見下ろすこの葉山一色の地で数々の名作を創造しながらその生涯を終えました。

「今、住んでいる所が、湘南の海村なので此頃の画材の多くは殆ど現在の環境からとっています。」(山口蓬春「夏の印象」『三彩』第48号、昭和25年〔1950〕)

そう蓬春が語るように、この頃から魚や貝といった海をイメージさせる作品を多く描くようになります。時にアイオン台風を二階の旧画室の窓から身を乗り出すようにして描いた《濤》や海辺の景色を描いた《夏の印象》など、陽光溢れる葉山の海を通じて蓬春は、西洋の近代絵画の技法を取り入れた、これまでにない新しい日本画の表現となる「蓬春モダニズム」と呼ばれる作品を生み出したのです。

海は、生命の源であり、「水」から成る。「水」は、雨となって天から降り注ぎ、湖を創り、滝となって山河を下り、また海へと還ってゆく――。四方を海に囲まれ、水源豊富な日本において、「水」は身近な自然の形態であり、また四季の織り成す風情として日本人の感性を刺激し、蓬春のみならず古来より絵画のモティーフとして取り入れられてきました。戦前より《緑庭》や《鯉》など「水」をモティーフにした作品を数多く描いていた蓬春ですが、何れも自然に対する真摯な眼差しを窺うことができます。

本展では、蓬春の描く「水」の表現に注目し、水をめぐる軌跡を辿りながら戦前、戦後を通じた蓬春の画業の変遷を探ります。

料金

一般 600円(高校生以下は無料)
団体割引 100円割引(20名以上の団体で1週間前までに予約した場合)
障がい者割引 100円割引(同伴者1名を含む)
連携館割引 100円割引
※連携館:葉山しおさい公園・博物館(大人券のみ)、神奈川県立近代美術館 葉山(企画展一般券・学生券のみ)
※当館展覧会を何度でもご覧いただけるお得な年間入館券1,800円(発行月から翌年の同月末日まで有効)を発売中

休館日

毎週月曜日(10月9日除く)、10月10日(火)

アクセス

JR横須賀線・湘南新宿ライン「逗子駅」より京浜急行バス3番乗場又は
京浜急行線「新逗子駅」南口2番乗場より「海岸回り葉山行(逗12)」か
「海岸回り葉山福祉文化会館行(逗11)」にて約18分
「三ヶ丘(さんがおか)・神奈川県立近代美術館前」下車徒歩2分。
※駐車場は、ございません。車でおいで頂く場合は、周辺の駐車場を各自ご利用下さいますようお願いいたします。

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