歌川国芳 水滸伝の世界


岡崎市美術博物館(マインドスケープ・ミュージアム)

〒 444-0002
愛知県 岡崎市  岡崎中央総合公園内 高隆寺町峠1

公式サイト

期間

2017年07月29日~2017年09月10日 終了
この地域で開催中の展覧会

内容

 武者絵、風景画、美人画、戯画、と様々な分野で活躍した絵師、歌川国芳(寛政9〜文久元年(1797〜1861))は、現在では江戸後期の浮世絵界を代表する絵師として有名な人気絵師ですが、10代、20代の頃は兄弟子国貞(天明6〜元治元年(1786〜1864))らの活躍がめざましく、その陰に隠れた不遇の時代を過ごしました。30代に入り、国芳が一躍脚光を浴びる契機となった作品が、中国の長編伝奇小説『水滸伝』を題材にした《通俗水滸伝豪傑百八人之一個(壹人)》のシリーズです。本展では、多くの浮世絵師に画題とされた『水滸伝』の魅力、そして国芳が手がけた『水滸伝』を題材とした作品に焦点を当ててご紹介します。
 『水滸伝』は、北宋(960〜1127)末の混乱を舞台に、108人の豪傑が集結し活躍する物語です。数百年間封じ込められていた108の魔星が解き放たれる始まりの場面から、豪傑108人が結集し官軍として活躍するも壊滅していくまでという壮大なストーリーは江戸の人々の間で熱狂的なブームとなりました。内容の一部が類似した物語が作られるだけでなく、内容に関連がなくともタイトルに『水滸伝』と名を冠した作品が数多く作られる程でした。こうした文芸界における『水滸伝』ブームに乗じて、文政10年(1827)、《通俗水滸伝豪傑百八人之一個(壹人)》が出版されました。本作は小説の登場人物を一人ひとり描くというそれまでにない画期的な構成で、画面一杯に豪傑のダイナミックな動き、気迫に満ちた様相が表現されています。文政10年頃から天保7年(1836)にかけて随時出版され、現在74図が確認されています。国芳はこのシリーズの好評を得て、日本版水滸伝である《本朝水滸伝豪傑(剛勇)八百人一個》など、『水滸伝』の名を冠した様々な作品を制作しました。この様にバリエーションに富んだ『水滸伝』に材をとった作品は他の絵師によっても数多く制作されています。
 本展では当館が寄託を受けている《通俗水滸伝豪傑百八人之一個(壹人)》74図の他、国芳や他の絵師が描いた『水滸伝』に関連する作品を展示いたします。浮世絵作品を通して『水滸伝』の日本における豊かな受容と広がり、そして国芳作品の魅力をご覧ください。

料金

一般[高校生以上]600円(500円)/小中学生300円(250円)
*(  )内は20名以上の団体料金
*通常料金の展覧会チケット半券のご提示で会期中2回目の観覧料は半額(1回限り)
*岡崎市内小中学生は無料(わくわくカードまたは学生証を提示)
*各種障がい者手帳をお持ちの方とその介助者は無料
*展覧会限定フリーパス「リミパス」は900円

休館日

毎週月曜日

アクセス

【バス】名鉄東岡崎駅・名鉄バス2番のりば「中央総合公園」行き
「美術博物館」下車、徒歩3分
【自動車】東名高速道路「岡崎I.C.」から約10分

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