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古代ガラス&花鳥図屏風
内容
「ガラスといえば透明」との認識が一般的だと思います。しかし、ご存じのとおり最初期のガラスは透明ではありませんでした。ガラスが作られるようになったのは紀元前23世紀ごろとされ、おもに首飾りや腕輪として使われました。ガラス製の容器が作られるようになるのは紀元前16-15世紀ごろ。メソポタミアまたはエジプトがその発祥地とされています。最初のガラス器はサンドコア(粘土製の芯)に溶かしたガラスを巻きつけて作る、コアガラスと呼ばれるもの。作り方は、金属棒の先に粘土の塊を作り、それを溶かしたガラスで覆います。形を整え、模様を施し、ガラスが冷えて固まったのち、中の粘土をかき出して完成です。透明なガラス製品の起源とされる吹きガラスの技術が発明されるのは紀元前1世紀ごろです。コアガラス、ローマ時代の吹きガラス、ササン朝ペルシャ時代のカットグラスなど10点のガラス容器を展示します。
「花鳥図屏風」(室町時代)は六曲一隻で、狩野雅楽助周辺の絵師によるもの。「草花図屏風」(伊年印)は襖を二曲一双に仕立てたものです。
その他に日本の陶磁器19点(常設展示作品)、岡田茂吉作品、アジアの仏教彫刻10点(8点の常設展示作品含む)などを展示します。
料金
一般 400円 / 20歳未満は無料
※障害者手帳をお持ちの方及び介護者の方は200円引きです
※《20歳未満の方》年齢を確認させていただく場合がございますので、年齢のわかるものをご用意下さい
休館日
5/21(日)は休室となります
アクセス
JR総武線「東中野駅」より徒歩7分
都営大江戸線「東中野駅」より徒歩6分
東京メトロ東西線「落合駅」より徒歩14分
東京メトロ丸の内線「中野坂上駅」より徒歩13分